『歴史徒然』(History Tsuredure) https://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara
『歴史創世』(Rekishi Sousei) https://matmkanehara.blog.so-net.ne.jp/
『歴史再考』(Rekishi Saikou)https://momo-momo-matmkanehara-momo.blogspot.com/
『至福の時:イキガイ』http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/56770049.html
『生涯学習(History)』https://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/58114002.html
『My ブログ』http://blogs.yahoo.co.jp/matmkanehara/folder/1696745.html
『猶本光』https://twitter.com/hikaru_naomoto
『猶本光サポーターズサイト』http://hikaru-naomoto.net/
『浦和レッズレディース』http://www.urawa-reds.co.jp/ladies/
『madiのブログ』https://blogs.yahoo.co.jp/five5t2?__ysp=44OW44Ot44KwbWFkaQ%3D%3D
⚽☺☼(○´д`○)☼☺こんにちわぁ♪⚽
《文明とは文化である》
歴史研究家「小嶋 秋彦」
国民国家=市民国家:
日本の市民はいつ育ったか
文明とは文化である。
つまり日常的な生活感を基礎としている。
Civilization(文明) is culture(文化).
Civilization(文明)とは
「市民化」「国民化」した人々の文化である。
実際法治の下、
秩序を遵守して
職業に務む人々の構成する集団が
存在する事実によって与えられる用語である。
よって
Chinese culture あっても
Chinese civilization は
未だありえないのである。
「人民」とは people で
ただの「万民」「人々」「蒼生」の語義で、
構成員である「個人」は
「市民」・civil/citizen とは
なっていないのである。
サミエル・ハンチントンの
「文明の衝突」とは
すなわち
「文化の衝突」ということである。
また「生活感の衝突」でもある。
日本においては
16世紀末から徳川幕府の間、
戦国時代は動的な
国家・国民改革を、
徳川時代には静的な
(読み、書き、そろばん)改革を行い、
市民を育んできた。
よって明治維新においては
支配機構の変革が最重要課題であって、
市民(国民)のあり方についての変更を
主題とするものではなかった。
すでに幕末に至る時、
日本国民は法の下に
安定した生活ができる
社会制度を獲得していたのである。
といっても
武士を政治的支配者とする
封建制度である限り
一般民は表面立った
政治参加は許されていなかったが、
村落における行政は
庄屋を先頭にかなり許され、
各藩[国]の自治は
藩主の名において許されていたのである。
幕府が監視している状況ではあったが、
いちいち幕府に伺いを立てる項目は
決められており、
それ以外は
自己採決采配ができたのである。
その面を考慮すると
17世紀・18世紀には
ヨーロッパ諸国よりも
社会的文化度は
高かったとさえ言えるのである。
選挙による政治参加はないが、
すでに市民化が進められていたのである。
市民が選挙によって
政治に参加する社会を近代国家とすれば、
明治維新後、
「五ヶ条の御誓文」を無視した
岩倉具視、三條実美などの公家、
木戸光允、伊藤博文、大久保利通など
藩閥政治を維持したい
勢力の政変による権力掌握は、
さらに
天皇を「皇帝」に改造したいがために
遅延させられ、
市民が政治に参加できる
制度への移行は民権運動という
反国威拡張勢力への反発を経て
民選議会の創設でその初めとなった。
ここに政治支配面における
近代国家は始まったというべきだが、
しかし、
日本の市民国家はすでに
17世紀に始まっていたのである。
それに比べ
21世紀の初頭においても
中国・朝鮮は人民の国に留まり、
未だ市民国家を成立させ得ないでいる。
孫文が「三民主義」で説いた
「中国人がいちばん崇拝するのは
家族主義と宗族主義とである。
それで中国には
家族主義と宗族主義があるだけで、
国家主義はありません」
と言った状態は
今も変わっていないのである。
唯一台湾だけが「国家」を成立させた。
台湾においては
日本の統治時代における
政治・教育などにより
市民が育ってきていたからである。
人民革命を繰返している限り
市民国家は誕生し得ない。
M.K記(責)
連絡先:090-2485-7908
0 件のコメント:
コメントを投稿